『「素敵」の法則』

ファッションって言語化が難しい。

ファッション批評ということではなく、普通の人の装いの知恵の部分。

Nathan Shedroffの、データから情報へ、情報から知識へ、知識から知恵へ、の図が思い浮かんでしまう。

nathan-shedroff

この、理解のスペクトラムのなかでも、特に知識から知恵への転換の部分。

例えば、「小柄な人はできるだけ上半身や顔周りにポイントを作って視線をあげることで小柄な体型をカバーできます」というようなことが本や雑誌に書いてあったりする。それを知識としては知っている。でも「一体どうやって?」の部分が、自然とできてしまう人もいればそうでない人もいて、自然とできてしまう人が身につけているそれを、自然とできない人に伝えるのがなかなか難しい。

雑誌などではご丁寧に、ハウツーも載っていたりするけれど、いざ真似してみてもなんだか自分にはイマイチしっくりこなかったりする。結局、雑誌に載っているモデルさん(たとえ小柄だとしても)と自分では顔立ちも、顔色も、同じ背丈だとしても等身バランスも違ったりするわけで。

そういうわけで、単なるハウツーではどうにも自分のモノにしていくのが難しい。

もちろん、ハウツーも知らないよりは知っていた方がいいのだけど、もっと汎用的な何か、体系的な何か、そして体験がないと知恵にはなっていかないように思う。

スタイリストが出している書籍はたくさんあるけれど、なかなかこれを実現する本というのはない。

でも、もしかしたらこの本はそこにかなり近づくかもしれないと思っているのが、この記事のタイトルでもある『「素敵」の法則』という本。

「素敵」の法則 (政近準子・著)

今回、私もパーソナルスタイリストジャパンの卒業生として微力ながら協力させてもらった(というとおこがましすぎるほど、そんなに協力できていないけれど)、私の恩師でもある政近準子氏の新著。ベストセラーになった『「似合う」の法則』の第2弾の位置づけではあるけれど、そしてまだ実物を見ていないものの、かなり進化した本になる予感がする。

感覚ではなく、理論的に、しかもプロじゃなくてごく普通の人がそれなりに自分のことを分析できるような、そういう体系化を目指して。そして「私、おしゃれじゃないから、その言葉わからない」というようなものではなく、誰もが「素敵」に近づけるように、政近さんをはじめ、多くの人が心を砕いて取り組んだ書籍と言えると思う。

パーソナルスタイリストの私が言うな!と思うけれど、パーソナルスタイリングのサービス料は決して安くない。もちろん、それに見合うだけの支援をするわけだし、サービスを受けることで人生まで変わる人もいるのだから、安易に金額だけで安い、高いを決められるわけではないけれど、とはいえ一方では「無い袖は振れない」という状況もあると思う。実際、地理的に東京まで来るのが難しいってこともあるだろうし。

そういう意味でも、パーソナルスタイリストの第一人者がこれまでの経験から、パターンを抽出し、体系化したものを、書籍で共有されることの価値は大きい。

Amazonでは予約が始まっていたので、早速予約購入してみました。

明後日からのUKに出張に行くんだけど、帰国する頃には発売されてるかな。

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